給与なり報酬から控除される「源泉所得税」ですが、
外国人がいた職場では、これは常に迷いながら徴収してました。
採用時に源泉徴収についての説明をしてないのが原因で、
(外国人で)短期滞在なのに、なんで引かれるんだ!とよく絡まれました。
当時はまだ給与計算も始めたばかり、外国人に賃金も払うのも初、
そう迫られると、
引くべきなのか引かなくてもいいのかわかりませんでしたが、
私は前任者がやっていた通りにやったまでのこと。
でも、外国人が日本で働くには在留資格が関連してくると知り
(それまでは何も知らず)
短期滞在なら引かなくていいんだろうかとしばらくは迷っていました。
今ならハッキリ言えます、「引かれるんだよ!」
外人であろうと短期滞在であろうと、たとえ不法就労であろうと
所得があれば引くんです。
もし、引かれなかったという人がいたら、それは給与や報酬という名目以外で
支払いを受けたからだろうと思います。
とにかく最初に説明をして了解を得るしかないと思ったので、
以降、契約書には最大で10%引かれる、と記載してもらうことにしました。
甲欄、乙欄の説明を入れるとまたモメるので、さくっとそれだけ。
こっちは言葉が十分ではないというハンデもあり、
細かく説明しようとするとまた突っ込まれるので、
「必要最小限」の表現にとどめる、ことをこの職場で学びましたね。