そこの業務を担当者は、何十年という超ベテランで、これが私にはストレスのひとつ、
ちょっとでも記入を間違えようものなら、厳しく指摘されます、
その前置きのセリフが「ご存じでしょうけど」です。
ご存じだったら間違えるはずはないので、まったくの嫌味で、
間違えないようにあらかじめ確認しようとすると、
「それは以前にも申請したことがあるでしょ、その時に説明してあります」と一蹴されます。
どうしてこんなに意地悪なんですかね、年齢のせいにはしたくありませんが、かなりの年配者、
この人にとっては日々の業務でしょうけど、私には一年にあるかないか、
何年か一度にしかないような申請です、
説明を受けても忘れたって当然だし、
あなたの業務は範囲が固定されたものでしょうけど、私は手広くカバーしてるんです!
聞かれたことは何度でも説明、回答するのがあなたの立場なんじゃないんですか!
って、言えませんけどね。
何しろここを突破しないことには給付を受けられないとなれば、
出来るだけ怒らせないように、下に下に出て、穏便に済ませるしかないのです。
ここまでではないにしても、お役所でもこういう対応を受けることはたまにあります。
日々同じことを繰り返し、繰り返しやるのみで、
なおかつその業務、職場しか知らない環境にいると
そうなる気がします、それが普通だと勘違いするのかもしれません。
書いているうちに思い出しましたことがあります。
昔、法務局に初めて行った時、
登記簿なり取得するには手数料を収入印紙で払うという段取りが身についていなかったので、
窓口で収入印紙をもらって、お金を渡すのを忘れ、うっかり2、3歩離れてしまったら、
窓口の女性に「泥棒!」と叫ばれたことがありました。
いくらなんでも「泥棒」はないでしょう、この時もかなりのお歳の女性でした。
私の業務は直接会社の売り上げに結びつくことではないし、
営業部ではないからお客さんとも業者の人とも直接はかかわることはない、
でも、
会社の商品を買うなり、サービスを利用するなりしてくれる人や取引先があるからこそ、
ウチの会社が成り立ってるわけで、
どんな場合にでも、こういう健保の人や法務局の女性のような対応をすることはないです、
というか考えられない。
自分がここに職を得ているのは会社があるからこそで、
会社にダメージを与えるような言動はしない、それが普通ですよね?
健康保険組合は加入者である私たちの保険料を元に運営しているのだから、
お客さんとは言わないまでも見下される筋合いはないし、
法務局だって、そこでしか取得できないから行ってるだけで、
もっと他にあって選べるんだったら「泥棒」なんて言われた所には二度と行きたくないし、
こういうあり得ない対応をする人たちは、もちろんその人の性格によるものでしょうけど、
ひとつの業務、職場しか知らない人はその傾向は強いような気がします。