お笑い芸人の綾部さんがまだ日本に居て、ニューヨークに行ってない、
就労ビザがとれないためとか・・・・・
私も一時期外国人がいる職場で働いていたので、
そういう話題を見聞きして思い出したことがあります。
当時、彼らのほとんどは観光ビザでやってきました。
とりあえず日本に行って、
雇用主を見つけ身元保証（スポンサー）してもらい
就労ビザを取得していました。
観光ビザの期限は約3ヶ月で、それが切れる前に
スポンサーを見つけられれば良いのですが、
まだ見つからないとか
見つかったけど申請中でビザが下りない、となると
近い韓国に一度出国、
再度観光ビザで日本に入国する。
みたいなことをやっていました。
観光ビザは観光が目的なので就労してはいけませんが
それに反して働いている人は多くいました。
特にバブル時代、
上野公園の入り口階段に
髭をたくわえた同じような顔、恰好の中東の人が
お雛様みたいにだーっと並んでいた光景が忘れられません。
違法なテレフォンカードを販売したり、
ビザの期限を超えてなお日本に滞在したり
社会問題になっていました。
観光ではなく稼ぐために日本に来たのは明らかで
それなら入国を止めてしまえば良いのですが、
ビザの適用はお互いの国同士、
同じ条件がルールらしく、
こちらが入国を止めてしまったら、
日本から中東へ行く人たちの入国も止められてしまう、
目には目を、ではないですが、
そういうことらしいです。
同じ不法就労にしても、摘発されるのは
風俗とか何か違法な販売なり業種なんですよね。
就労ビザを持っていないことにつけ込んで、
過酷な作業や安い賃金で働かされる場合もあったはずです。
犯罪に結びつきやすいからだと思うんですが、
バブルで好景気の日本で稼いで帰りたい
その目的は同じなのに
ホワイトカラー的な業種に就いた人が摘発されるのは稀で
わかるけどなんか不平等だな、、、と感じたりしました。
海外で合法的に働くには「就労ビザ」が必要ですが、
会社なりスポンサーなりバックに何もなく
それを取得するのはすごく難しいです。
それに誰もが出来る、単純なマンパワーだけの仕事では
就労ビザは発行されません。
だから、違法なのは承知で、
あえてすんなり入れる観光ビザで来て、期限目いっぱい、
もしくはそれを超えて発覚するまで働くのです。
綾部さんが渡航前に就労ビザを取得しようとしているのは
会社がバックアップするからでしょうか？
確かに、合法的なビザを得て滞在したほうが
何ら制約も受けず、選択の幅も広がるとは思いますが、
例えば、アメリカでステージに立つなり
仕事の見通しがあるならともかく、
これからスタートラインに就くなら、
一日も早いほうがいいんじゃないでしょうかね。
就労ビザがなくても
報酬を得なければ良いわけで、
切れたらどこかへ出国して再入国を、
3ヶ月ごとに繰り返せばいいんじゃないかと。。。
もしくは語学留学で学生になるのもありかなと。
トランプ大統領になって
ビザの審査が厳しくなってるかもしれないし
事情わかりませんが、
時間がもったいないなぁ、とふと思いました。
