【日本郵便】料金受取人払郵便の利点、難点

2017/12/23

あれこれ

t f B! P L

「料金受取人払郵便」というのは、
返信用の封筒として切手を貼らずにそのまま投函できる郵便です。

よく残高確認書とかに、同封の封筒で返信して下さい、ということで入れてある、
送付先の住所や宛名がすでにプリントされていて、切手を貼ることなく、送り主に
通信費を負担させることなく、返送できる郵送手段です。
着払いの宅配便の郵便版のようなものです。

            こういうのです↓




切手を貼る箇所に、丸や四角の表示で 
「料金受取人払郵便」〇〇郵便局承認と印字されている封筒です。


この「料金受取人払郵便」のメリットは

・(事業所側としては)宛名シールをはったりして自作の返信用封筒を作ったり、
 切手を貼る手間が省ける

・相手に料金を負担させることなく、ただ投函してもらうだけで手間をかけない

・封筒の中身の重量に関係なく相手は投函するだけで良い

・「料金受取人払郵便」の送料は月毎に支払いできる(口座引落も可)

事業所としては返信用の封筒として常備してあるのですぐに使える、
相手にとってもそれに入れて投函するだけで良いという便利さということでしょうね。

デメリットとしては

・料金が高いということです。
 通常の送料に加え手数料15円が加算されるので割高です。

・最初に許可を得るための申請や封書の作成に手間と費用がかかる、更新が必要(2年以内)

・有効期限、有効期間外の受け取りについては有料となる

以下、私がデメリットだと思う理由ですが、

定型の封書で25g以内であれば料金は82円ですが(H29.12月現在)、
「料金受取人払郵便」は手数料が15円加算されて一通97円になります。

ある日の後納郵便(=料金受取人払郵便)のレシート、


15円て高くないですか?(普通郵便料金の約18%)

出す時はポストに投函ですが、
配達は(何通であろうと)その日の配達時に手渡しです。
だとしても15円というのは高いと思うんですよね。

一通につき15円の手数料の根拠は何か。。。
切手やハガキは先払いであるのに対し、「料金受取人払郵便」は後払いだから?
取りっぱぐれないように?

私はもったいないと思っているので、社会保険等、手続きや諸々の書類の返信用封筒は
通常の封筒に事業所の住所のゴム印と自分の捺印をして自作して使っています。
一通15円の手数料もチリツモでそれなりの金額になるからです。

これを中間や期末の残高確認の返信用封筒として使ったら何百通となるので
確かに便利ではありますが、

手の空いている時間を活用して封筒に住所のゴム印を押して切手を貼れば
(切手もシール式ですから手間ではないし)15円支払わずに済むのにな。。。。
と考えてしまいます。

雑務も工夫しだいで少しは楽に、小物も使って女子ウケを狙う

それと、

「料金受取人払郵便」のマークの下に
「差出人有効期限平成〇年〇付き〇日まで」とありますが

例えば、
有効期限が平成30年1月31日までだとします。(=①H28.2/1-H30.1/31)

2年ごとの更新だとすると、

次の有効期限は平成32年1月31日となります(=②H30.2/1-H32.1/31)

で、

今はH29.12月ももう終わりなので
②の期限の「料金受取人払郵便」の封筒を同封して相手に送ります。
これで間が空くことなくスムーズに行きそうなものですが、

H30.1月中に②の封筒で返送されてきた場合は、有効期間外のため
受け取り時に現金の精算になります(他の精算方法もあるのかもしれませんが)
これが結構な手間で、2月に入るまで続きます。

有効期限をオーバーした封筒で返送された場合も現金精算となりますが、
有効期間外もそうなってしまうわけで、かなり面倒に感じてしまいます。

大企業であれば「料金受取人払郵便」を使うのはメリットはあるでしょう、
返信用封筒を自作する手間と時間が15円で安いか、高いか、

ウチ程度の規模の事業所で使う必要があるんだろうか。。。。と考えると

おそらく始まりは、相手に送料を負担させない、
中身の重量に関係なく投函してもらうだけで済むという発想からだろうと思われます。

でも、「料金受取人払郵便」の大半は定型25gで、
定型外になるような厚みのある封筒はそんなにはないし、

どの程度の重量のものを送って来るか、対応していれば予測はつくので、
その範囲の切手を貼った封筒を同封してやれば良いのではないか、

重量が微妙な時は、多めの重量として見積もった切手を、
もし超えた重量で送られて料金が不足してたらそれは受け取り時に現金精算するなり、
あのハガキに貼って日本郵便に出せばいいんじゃないの、
と考えてしまいます。

私はケチ臭くこういう発想をしてしまいますが、
別な人は「料金受取人払郵便」のレシートと通数を毎回確認して
多めに請求された分を取り戻しています(そこそこあるらしいです)

ある意味尊敬します(笑)

「料金受取人払郵便」の料金の支払いは月に約20万円/月ほどあって、
内手数料は3万円くらいですよね、これを多いと見るか、妥当だと思うか。。。

事業所として普通に利益を上げている時は、
こういうチリツモなことは気にしませんよね。

だんだん落ち込んで何を削ろうとなった時に、
真っ先には給料を減らされるのはイヤだと考えますよね?

だからと言って手間をかける作業もイヤ。。。。
こういう考えの人、ウチの会社に多いです。


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pataです。小さな職場で経理・給与等が主な仕事です。ひとり業務なのでいつも調べつつ、悩みつつなんとかやっています。書いたことが少しでもお役に立てれば幸いです。
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