高齢者(65歳以上)の就業率は11.4%で過去最高らしいです。
また、この就業希望年齢を見てもわかるように、
65歳、70歳、75歳、80歳までと働けるうちはいつまでも、
という回答を合算すると71.9%にもなります。
なぜ働きたいのかは、たとえば、生きがいとして、
また社会の役に立ちたいからという方もいらっしゃるでしょうが、
やはり大半の人は、老後の生活の不安、実際に年金だけでは
暮らしていけないから、という理由のような気がするんですよね。
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ウチの会社は平均年齢がかなり高いです。
60歳定年ですが、その後も再雇用で65歳までは延長できる状況です(今のところ)
その中の一人から、
「65歳直前で辞めて、失業給付をもらったほうがお得だよね」と言われ、
こういう業務に就いていながら、
お恥ずかしい話ですが、よくわからないのです。
自分が年金をもらえるようになるにはまだ少し先の話、
とうのもありますし、
仕事柄、日々細かい作業なので、自分のことはどんぶり的な、
そういういい加減なところもあって
その問いに即答できませんでした。
現在の会社は中途入社の人が多く、
新入社員で入社して定年まで在籍した、
というような人はまだいないので
65歳以降の手続きについては、未体験ゾーンなのです。
(その間を飛ばして、70歳の人の手続きをこれからやりますが)
なので、
こうい場合はこういう対応、手続き、
みたいな標準的な基本例では対応出来ないことが多いんです。
年金受給開始の65歳で離職すると、失業保険はもらえなくなる、
だからちょっと前に(誕生日の前々日)辞めれば、
失業保険と年金の両方がもらえる。
確かにそのようです。
65歳以降は、今の職場での雇用延長がないのであえば、
そのほんのちょっと手前で辞めた方がやはりお得でしょう。
辞めても年金だけで生活できる、
もしくはほんの2、3万円くらいのアルバイト収入だけならやっていける
というような見通しなら絶対そのほうが良いです。
でも、年金だけでは不安、足りないとしたら、
もし私がその立場におかれたら、間をおかずに働く場を探します。
失業保険は、自己都合退職の場合、
雇用保険の加入期間、賃金等によって受給できる期間、金額が変わり、
3ヶ月間の待機期間の後に受給できますが、
それらをフル期間、満額もらったとして、
私の経験上、保険料だったり住民税だったりに消えて
チャラになる感じなんですよね、
仮に5ヶ月間受給できたとして、待機期間を入れて8ヶ月間、
その間生活を賄えたとしても
9ヶ月目は足りなくなる。。。。
先のことを考えるのなら、
いくばくかでも年金以外の収入を得て、自転車操業のような状態でも
働くことを選ぶと思います。
もし、65歳以上でも契約更新ができて同じ職場で働けるのならば、
働けるうちは働こうと思います。
今の職場が気に入ってるわけでも何でもありませんが、
若い時のようにあれこれ選べるわけでもなく
まして事務職というのはなかなか無いですし、
休まずずっと働き続けるのかと考えると、
むなしいような気もしますが、
通勤経路内であれば支給される定期券代で自由に行動できますし、
年に一度健康診断も受けられるわけで、
考えようによってはそれも悪くないかな、と。
あくせく働かず、老後はのんびりと過ごせるのが理想ですが、
そうするためには、
社会人として働き始めた時から、年金のしくみについて理解し、
若いうちに老後の生活の見通しを立てないといけないでしょうね。
私の場合、もう時間の巻き戻しは出来ないですから、
働けるうちは働いて、出来うる限り備えるしかない、と考えています。
やはりこの表の多数の回答と合致しますね(笑)