【年末調整】年末調整は12月ではなく、翌1月にやってはいけないの?

2020/11/01

愚痴 素朴な疑問 年末調整

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年末調整の時期が近づいてきました。

生命保険等の控除証明書も9月には自宅に届いたし、年末調整の諸用紙等の配布も(実際は取りに行くのですが)以前よりは早くなった感じがします。


私の職場では年末調整は12/20支給の給与で行うため、11月10日頃には申請書を従業員に配布、下旬までには回収し、給与ソフトに入力を開始しないと間に合わなくなります。


ですが、


4、5年くらい前までは年末調整の説明会が12/5とかで、そんな日程では間に合うはずもなくお役所の感覚は何でこうズレてるんだろうと思っていたものです。


その当時と比べればマシにはなりましたが、12月で年末調整をやるというのはやっぱり無理があると感じます。


なぜなら12月の収入を予測して申告書に記入しなければならないからです。


月額給与はさほど変わらないにしても、賞与は12月にもらってみなければ額はわからず、景気や業績に左右される分増減も大きくなるのでそれを予測して11月中に申請書を提出するというのは無理があるなあと。


特に今年はコロナがあるし。


それに何より本人の所得と配偶者所得で控除額が決まるというのは、どの枠に該当するか金額の幅があるにせよ、予想が違っていたらひと枠違っていたなんてこともあるでしょうし、業務を行う立場からすれば、せめて奥さんのパート収入はちゃんと確認して書いて頂戴ね、というのが本音です。


間違えて税務署から指摘を受けて年を越して再度年末調整はやりたくないので。


従業員の中には奥さんの給与は月末締めで翌月15日払いだから、もらってみないとわからないと言う人もいます。


勤務時間数×時給にすれば金額は出せるはずですよ、当たらずとも遠からずで。でも、勤務時間は数えていないからわからないとか言い返されると、ほんと腹が立ちます。


配偶者特別控除は受けたい、でも奥さんの収入はわからない(把握する気が無い)といういい加減な人。定期的に働いてるわけじゃないからいくらかわからないという人もいます。


まあ、こういう人はごく一部ですが、たとえ大人げない屁理屈でも12月を予測してというのは難しいのはわからなくはないです。


年末調整の申請書類の配布が早くなるのに比例して、事業所での申請書の回収も早くなった印象があります。それはやっぱり年々控除額の算出が複雑になって、毎年のように改正点があり、作業により時間を要するからだと思います。


なので年末調整は12月ではなく、(1月から12月分を)翌年1月給与で行えばいいんじゃないかと私は思っています。


それで何か不都合なことがあるんでしょうか?


所得税の過不足の精算がたった一ヶ月ズレて翌年の1月になったとして何がダメなのか素人は素朴に疑問に思います。


税務署や市区町村へ提出する給与支払報告書の期限は1月末なので、12月で年末調整をやっても、訂正があれば1月給与で修正できるから、

現実としては1月中にやってるようなもので、そこで間に合わなければ最終的には確定申告も出来るし、ということなのかもしれませんが、


それでも12月に行うのは業務を行ってる立場からは厳しいです。


例えば、住民税は1月末までに各市町村あてに源泉徴収票(給与支払報告書)が提出され、税額が計算され、それが事業所に通知され、本人の給与から控除開始になるのは6月からです。


売れた芸能人が「住民税がど~んと一年後にくるから大変」と言うのがことですが、収入が確定されなければ税額が算出されないし、それには時間を要するから6月控除開始になるわけで、

だから年末調整の現場にももうちょっと余裕与えてもらって、1ヶ月だけ伸ばして、翌1月にして欲しいと強く思ってるんですが、おかしいでしょうか?



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pataです。小さな職場で経理・給与等が主な仕事です。ひとり業務なのでいつも調べつつ、悩みつつなんとかやっています。書いたことが少しでもお役に立てれば幸いです。
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