年末調整を終え、翌年度更新前にしか出せない資料を印刷しているところですが、
その中でちょっとわかりにくい「所得税源泉徴収簿兼賃金台帳」(この帳票名のメニューはないのです)の印刷のしかたについて書いておきます。
年末調整メニューから「源泉徴収簿」を選択します。
次の画面で(普通紙に印刷する場合)「令和2年分官庁指定タイプ」にチェックを入れ、
印刷対象を選択しましょうの「全て」にチェックを入れて(年調の数字を確認したい場合は「年末調整欄のみ」にチェックを入れると右半分のみ印刷されます)印刷をかけると「源泉徴収簿」になるのですが、
「所得税源泉徴収簿兼賃金台帳」を印刷する場合には、同じく「源泉徴収簿」を選択した後に、
ヒサゴ「GB1156」にチェックを入れ、その下の「ヒサゴ源泉徴収簿用紙の選択」をクリックすると
「ヒサゴ源泉徴収簿印刷オプション」が開くので「勤怠」の欄で表示したい明細項目を選択したら、OKにして印刷をかけます。
(その上の「給与・手当等」の欄の明細項目の選択については使ったことが無いのでわからないのですが、おそらくそれを選択することで帳票の空欄に選択した項目の金額が載るのだと思います)
「所得税源泉徴収簿兼賃金台帳」を印刷するには専用用紙(要購入)になるので、印刷時に位置の調整が必要です。
微妙な位置調整をした後に印刷したら、一番下の欄の数字がものすごくズレていることに気がつきました。
ズレというより「所得税源泉徴収簿兼賃金台帳」のレイアウトが変わってしまったようです、
専用用紙はたくさん残っているのに(500枚近く)使えません。。。。ショックでした。
印刷出来ない事より、使えないことがもったいなくて(笑)
「賃金台帳」は必要な書類ではありますが、年末調整業務メニューからの印刷でなくても、通常の「給与支払」メニューの集計(A)から印刷出来ます。
年度区切りでなくても(年度をまたいでも)必要な期間を指定して印刷することが可能なので、
雇用保険の離職票や給付申請で添付書類のひとつとして必要な時はこの「賃金台帳」を印刷して提出しています。
この集計(A)から出せる「賃金台帳」と年末調整メニューの「所得税源泉徴収簿兼賃金台帳」とどこか異なるのかと言えば、後者には勤怠に関する情報が追加になることだと思います。
有給休暇取得日数やその残数、欠勤、休日出勤や深夜残業とか。
でもそれらは「給与支払」メニューの集計でも(明細書に深夜残業、休日出勤とか設定すれば)出せる(表示できる)ことなので、必ずしも必要ではなく、
ウチの職場では勤怠と連動(設定)させていないので源泉徴収簿があれば十分なんです。
でも勤怠と連動させている事業所であれば、一枚の書類で従業員賃金と勤怠、年末調整結果が管理できる(見やすい)のであれば必要な書類だと思います。
弥生給与の令和2年の「所得税源泉徴収簿兼賃金台帳」のレイアウトはここ↓で確認できます。
https://www.yayoi-kk.co.jp/icare/store/supply/showImageLarge.do?index=1&code=GB1156