当然、定年後の給与はそれまでの給与を下回る額での契約となり、その下げ幅が条件に合えば、
「高年齢雇用継続給付支給申請」をし、65歳まで給付金を受け取ることができます。
定年後の下がった給与支給額が変わることはほとんどありませんよね。
なので給付支給申請は、2ヶ月ごとに「高年齢雇用継続給付支給申請書」に、支給額を記入して提出するだけの、繰り返しの事務処理のみです。
ですが、今回ウチの会社では前期の業績が良かったというこで、ほんの数千円ですが、全社員に大入り袋のようなちょっとした現金が配られました。
これは課税対象となるので、給与明細書に金額をのせたのですが、(わずかですが)所得税が増えるだけでなく、雇用保険料も増えます、
そして支給額も増えるので、「高年齢雇用継続給付支給申請書」を提出している人たちの金額も毎月のそれとは違った金額になります。
こういう場合、支給金額は実際の金額を記入するのか、現金を除いたいつもの金額を記入するのか
おそらく後者だろうとは思いつつも、念のためハローワークに電話で聞いてみました。
そしたらやはりそういうイレギュラーな金額は除いた額で記入して良いとの回答でした。
でも、もし大入り袋(内容は超小入り袋ですが)が固定された支給ではなくても、頻繁に(2、3ヶ月に一回とか)あれば、その変動した額を記入するのではないかと思います。
定年後の給与の下げ幅が大きいほど、支給給付金の額も大きいわけですが、そういうのはほとんどが男性の場合なんですよね。
女性の場合はもともとの給与が男性より低いので、給付金の額も5千円くらいだったりすると、わずかに支給額が変動するだけでも、微妙に減ってしまうわけで、
毎月の高年齢雇用継続給付金が5千円くらいで、大入袋が5万円とかだったらそれは一度に手に出来る金額では大入り袋の方がありがたみがありますよね(笑)
でも、たかが5千円、されど5千円で、給付金は課税対象とはならないので、大入り袋よりはやはり給付金のほうがお得なんですよね。
年金支給開始年齢がだんだん遅くなり、定年後の給与の減額分を少しでも補うための「高年齢雇用継続給付支給」ですが、この制度もいつまで続くかはわかりませんよね、それくらい変化が激しくて業務をこなすのが精いっぱいです。