また失敗のひとつを思い出しました。
60歳定年、再雇用で給与が下がった場合に差額を受給できる
「高年齢雇用継続給付支給申請」ですが
(誰でも受給できるわけではなく条件がありますが)
対象者が62歳で申請可能だったところ、
それを忘れ、64歳の時に気がつき、
慌てて調べたところ、4ヶ月しか遡れないことを知り、
また、だ~っと冷や汗が出ました。
こればかりは、上司に報告し、言い訳をしました。
それで、
遡れる分だけ申請するしかない、ということになったのですが、
そんなことでは、私の気持ちが収まりません。
とりあえず、60歳以降からその日までの給与資料を持って
管轄のハローワークに出向きました。
案の定、4ヶ月分しか遡れませんよ、とピシャリとやられました。
でもハイそうですか、とは引き下がれなかったんです。
なぜそうなってしまったか事情を説明して(もちろん自分の落ち度だけれども)
故意にではない、ということを謝りつつ、言い訳し続けました。
そしたら、渋々ですが、
なぜ申請が遅れたのか、今後そういうことが二度と起きない対策を書面にして
提出するように言われたんです。
内心、やった~、と思ったのですが、
上司がその書面を作成してくれるわけでもなく、自分で代表者名で何とか作って
翌日ハローワークへ持参、
今後、二度と認めませんからね!とキツく言われましたが、
二年間遡って支給申請することができました。
半ばあきらめつつも粘って良かったと思いました。
ここまでがんばったのは、申請し忘れたその対象者が
すごく嫌な奴だったからです(笑)
そんな奴の前で、し忘れました、2年間パーです、すいません、
みたいに頭を下げたくなかったんです。
言い訳になりますが、
今の職場は
こんなことが起こっても
私ひとりで対処するって、おかしいでしょう?
昇給も昇進も時期を選ばずで、
間違えないよう給与計算をするのがまず大変、
ただ計算するだけでなく、昇給額によって月額変更だったり、
そのタイミングが算定基礎届の時期とかぶれば、更に複雑になり
都度、しかし数ヶ月後に社会保険料も変更になるわけで、
控除額や納付額を間違えないようにするのが精いっぱいです、
そんな中、
その対象者は60歳になっても給与が下がらず、61歳でも下がらない、
役員を退任してもまだ会社にいる、特別扱いの人でした。
一方では初回申請はしたけど、加入期間が足らず「否認」で返されてくる、
そんな人たちもゴロゴロいて、徒労に終わるの繰り返し。。。
私ひとりでやってる業務ですから、奴のことはすっかり忘れていましたよ。
まあ、それでも私のミスなわけです。
ハローワークで言い訳しても通るとは思えなかったのですが、
担当者に睨まれながらも、粘れたのは、
無知の強さ、というか
高年齢雇用継続給付支給申請をするのは初めてだったからです。
(その手前の初回申請は何度かあるものの、実際に支給申請はしたことがなかった)
初めてでうっかり忘れてしまった、
対象者の給与が何度か変動しても下がらない期間が続いて
見落とした、
私ひとりの業務で他に注意喚起してくれる人がいなかった、
その言い訳を繰り返しました。
本当に一度も支給申請がないか担当者も調べたんだと思います。
一時間くらいやりとりをして、
その対象者の2年間分の支給申請用紙を渡され、
「遅延理由書」というのを書いて来なさい、
と言われた時は、本当にホッとしました。
あ、これで奴に頭を下げずに済む、と(笑)
なので
支給申請し忘れても、
2年以内は遡って申請できる可能性はあります。
もし、私のようにミスしても諦めないで下さい。
但し、
ウソじゃなさそうだ、
それなら一度は仕方がないかな、という説明が必要です。
担当者と面と向かってやりとりしてる間は針のむしろです、
特に同性同士というのは意外とツライものがあります。
対立はしても、感情的になって言葉を荒げてもいけないし、
粘り強く言い訳し続けるしかありません。
それでも結果通る、とは限らないので、
私の場合はラッキーだったかもしれません。
当たり前のことですが、
こんなことになる前に、忘れないようにするのが大切です。
(用語がさくっとした説明で正確でないところがあります)
申請し忘れても
「雇用保険の給付金は、2年の時効の期間内であれば、支給申請が可能です」
というURLを貼っておきます。
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000148181.pdf