その中のひとつ「給与支払報告書 特別徴収に係る給与所得者異動届出書」ですが、これを書いていてふと疑問に思ったことがあります。
今まで給与から毎月控除していた住民税を退職後は、普通徴収(納税義務者が直接納付する)に切り替えます、という届出を区市町村に出すのですが、
その記入事項に(納税義務者の)「マイナンバー」があるのですが、これ必要でしょうか?
事業所の住所、名称、代表者名と捺印、法人番号、指定番号、宛名番号、受給者番号
(納税義務者の)氏名、生年月日、住所、年税額及び納付済税額、未納付税額。。。。
もうこれだけ書けば十分だと思うのです。
どのようなシステムを使ってるかわかりませんが、データが合致してるか確認する際は、特別徴収ですから、「法人番号」「指定番号」から入れば、ウチの事業所のデーターがばーーーっと出てくるんじゃないでしょうか。
そこで納税義務者が何十人かいたとしても、宛名番号と受給者番号で検索すれば、ピンポイントで該当者が出て氏名、生年月日、税額等の確認はすぐとれるんじゃないかと想像します。
どの事業所の誰が退職して納税額はいくらで、納めた額と未納額、住所、生年月日が確認できればもう十分ではないかと思うのです。
全国民を対象としたマイナンバーから検索しなければ出ないデータではないはずで、元々は提出された給与支払報告書からそれぞれの区市町村で作った納税額のデータですよね。
そこには当然マイナンバーもデータとして載ってるでしょうし、もし将来未納となったとしてもこれからは横のデータの繋がりで容易に探し出すことが出来るでしょう。現に以前ウチの事業所にいた滞納者を探し出していましたから。
記入事項が多すぎると思うんです、退職前の給与支給額とか社会保険料控除額とか必要でしょうか?
もし、未納、滞納を恐れるんだったらそういう人はどうやったってやると思うんですよね。翌年には退職者の給与支払報告書を提出しますし、それで十分じゃないかと。
現にマイナンバーが施行される前はそれ無しで出来ていたし、すでにデータとして登録してあるマイナンバーがあるのですからあえて紙に記入してまた提出する必要は無いんじゃないかと思うのです。
手間を言ってるわけではありません。安易に記入させてるような気がするんですよね。
先日特別徴収決定通知書を紛失するという凡ミスをしでかしたばかりで言うのも何ですが。