14年前にもらった雇用保険のお知らせがなぜ今? 厚労省から送られてきた手紙の正体 (1/2)(引用:https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2002/04/news032.html)
内容はある日厚生労働省から封書が届き、開けてみると
過去に支給した雇用保険の給付金(失業給付他)の計算に不正があり、対象者には追加支給するというものでした。
最初は詐欺ではないか?と疑い、厚生労働省に問い合わせた経緯が書いてあります。
読んでそんなこともあるのかな?まあ私は対象外だし関係ないと忘れていました。
が、
昨日職場の人がその封書を手に持ち「こういうの届いたんだけど詐欺じゃない?」と聞いてきたので、記事を読んだタイミングといい、実際それを手にした人を目の前にしてちょっとびっくりしました。
中身を見せてもらうと記事で見たのと同じ封書、内容で、記入例も同封してありちゃんとしたものでした。
疑い深いその人に、振込依頼書も入ってないし、振込先も記載されてないから詐欺じゃないから大丈夫と説明しました。
でも、こんな小さな職場でもその対象者がいて封書が届くということは、今後詐欺まがいのことが起こらないとも言いきれないと思い、一応注意喚起で全員にメールしました。
少し調べてみるとその追加給付について厚生労働省のQ&Aがあったのでそれも添付して。
毎月勤労統計調査に係る雇用保険の追加給付に関するQ&A
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追加給付の対象者は約1900万人で、2019年10月よりお知らせを発送、それがいつ完了となるのかわからないらしいです。
対象となる給付の種類と平均的な金額は以下のようです。
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・ 基本手当(付随する延長給付等を含む。) 約1,380円
・ 高年齢求職者給付金 約420円
・ 特例一時金 約490円
・ 教育訓練支援給付金 約1,230円
・ 高年齢雇用継続基本給付金 約10,660円
・ 育児休業給付 約3,210円
・ 介護休業給付 約1,370円
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こうして見てみると、高年齢雇用継続基本給付金が一番大きいですね。
不正のために、十数年後に精算、封書にかかる送料、返送料だけでも大変なものです、それは私たちの税金だし。
中身の書類は紙質も良くカラー刷りで立派だし、お役所感覚だとしみじみ感じます。
マイナンバー施行後は雇用保険関連の給付金申請時にマイナンバーが必要になったようですが、
それ以前は健康保険や厚生年金と違い、雇用保険は住所が変更になっても届ける必要はないので、もし当時と住所が変わっていたら対象者であるにもかかわらず封書が届かないケースがあるかもしれません。
生きてる間ずっと同じ住所に住み続ける人は少ないわけで、引っ越しても、どこへ行こうとも、やっぱりマイナンバー的なものは必要だと感じます。