年末調整は年に一度、しかも最近は毎年のように改正点があり、給与ソフト(弥生給与)の操作も一度で、一年後にはすっかり忘れてしまって焦ります。
今日は「源泉徴収票」の摘要欄に入力する時はどうやるんだったっけ?と、あちこち開いては閉じを繰り返し、やっと見つけてはまた忘れで、来年は困らないようにここに記録しておきます。
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摘要欄に入力したかったのは前職のあった人の分です。
まず「年末調整メニュー」の「前職情報入力」を開き、入力したい従業員を選択します。
そうすると下の画面になるので、赤い丸で囲んだボックスにチェックを入れ、金額等を入力していきます。
※入社年月日はカレンダーで選択できますが、直接打ち込んでもOKです。(令和2年4月1日ならR020401)
これで支払額や社会保険料、源泉徴収税額等は摘要欄に反映されますが、前職の社名や住所等の情報が載っていません。
なのでそれらを追加で入力していきたいので
「年末調整メニュー」から「源泉徴収票/給与支払報告書」を選択すると、下の画面になります。
摘要欄に入力したい従業員を選び、摘要欄(黄色く反転しているところ)に入力していきます。
実際の画面ではすでに「前職情報入力」で金額等入ってるので、必要な情報を追記していくだけです。
あっ、その前に「設定」「従業員<個人別>」のメニューの「一般」タブの右側の真ん中あたり「前職分徴収税額あり」(X)にチェックを入れておくことです。
前職がある従業員の場合、摘要欄には
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前職:○○○株式会社 東京都港区〇〇1-1 電話03-×××-×××× R2.3.31退職
給与支払額〇〇円 社会保険料〇〇円 源泉徴収税額〇〇円
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と記載しています。
(12/11追記:備考欄への入力は、↑の前職者の情報の場合は文字数が一行だと多いので表示されないので、二、三行に分けて入力しました。)
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以前の弥生給与は入力文字数に制限があってこれだけの情報は書ききれず、手書きしていたのですごく楽になりました。
たいてい前職の記載は一社のみだと思いますが、二社の時は小さな欄に書ききれないくらいになってしまいます。
それも転職とかではなく、一社目は営業終了、それで二社目に吸収、次に三社目に異動してそこで年末調整をしたという。。。。私のことですが(笑)
しかも自分で自分の年末調整をして摘要欄に記入しました。前職が二社というのはめったにないことだと思いますがグループ会社にいるとそういう事もあるんです。
役所は前職での収入の有無を気にするでしょうから、摘要の記載はおろそかにできません。欄が小さくても間違いのないよう丁寧に記入しています。