先週火曜日にやっと年末調整が終わり給与の手配も済みました。ですが、直前にもミスが発覚し焦りました。
ひとり業務でのチェックは何度繰り返しやってもミスは起こる
去年の年末調整と同じだったので順調に進み、わりと早く計算も済んでこれで良いかな、と締めようとしたところミスが発覚。最初はiDeCoの掛金の未入力、次に地震保険の未入力でした。その翌日またもや地震保険の未入力でした。
そしてこれでもう振込み手配するぞ、となった時にまた発覚。旧保険料を個人年金保険料で入力していました。
本人も年金保険料として申告、保険会社の証明ハガキも「年金保険・・・」と書いてあったのですが、一番下の枠を見た時、上下二段になっていて上の段に「一般保険料」下段に「年金保険料」とあって、上の段にしか金額が載ってなかったんです。
言い訳になりますが、これはわかりにくい・・・・。
金額はどうあれ気がついてしまったミスは訂正しなければなりません。旧保険料はすでにMAX5万円の控除を受けていたので変わらず、個人年金の分が¥0となり、還付が2千円ほど減りました。
なぜこのミスに気がついたかというと、去年の還付額と比較して差が大きい人の分をチェックしたからです。
でもこの人の場合、そう大きくなかったので確認せず、最後の最後にその人のも見てみるかとなった時に発覚したミスでした。
見直すたびに発覚する未入力や入力ミス。
ひとり業務なので数日間かけて何度も何度も確認をしなければならないと反省しました。
単純なことなんですけど、単純なだけに、3回も見れば大丈夫だろうという思い込みがあってつい省いてしまった作業でした。
あとは、去年の年末調整還付との差額をもっと細かく(数千円でも)比較して、なぜこうなったかの原因を確認するしかないです。
年末調整はなぜ1月に出来ないんだろう?
以前より年末調整関連の書類は早く入手出来るようになったし、保険料等の証明書も9月頃には届くようになったので、その分早く年末調整が出来そうな感じがしますがこれが出来ないんですよ。
年末調整では本人の収入が〇円以上で扶養家族の控除額がこうなる、というのがありますよね。本人の収入が月給はともかく12月賞与が決まらないことには年収がわからないわけです。
〇円以上というそのボーダーの前後の微妙な所の予測の場合は、実際賞与をもらってみなければわかりません。
今回困ったのは配偶者特別控除を受けられるかもしれないので年収を教えて欲しいと言われた時でした。
まだ11月半ばで賞与額は決まっていましたが承認はなってなくて、教えてあげることができませんでした。
私は小さな職場でひとり業務ですからギリギリまでなんとでも出来ますが、大きな会社の場合は年末調整申告書の提出締切が早いですよね?で、翌日がその期限だと言われて間に合わなかったんですけど。
そういうのも想定して賞与額を早めに確定してなかったウチの会社がダメなのか。。。。
みなさん、どうされているんでしょう?
それだけでなく(今年はありませんでしたが)年末調整後に子供が生まれた場合、、、、というのもありますよね。
原則通りにはいかないから、再度年末調整する人が出て来るのは仕方がないというのはわかります。
でも12月が終わらないうちに、11月半ばには年末調整の申告書を回収して12月中に過不足精算しなけばならない、というのはおかしくないですか?
会計だって4から3月迄で、年度末にきっちり締めてからやるじゃないですか。
その後の作業がどんなに大変でもその期間が終わってからなのに、何で年末調整だけ12月が終わらないうちに「見込み」でやらなきゃいけないんでしょうか?
住民税はその源泉徴収票を元に算出されるから、納付も5月からと遅れますが、わかりやすく1月始まりじゃないだけで何の問題も無いわけで、
だったら1月に年末調整して、住民税の納付開始が6月になったとして何か不都合があるんでしょうか?
まだ終わってない12月中に年末調整を行うことの方が実務的に大変だし、「見込み」や「予測」でやったことのやり直しなんてしたくありません。
給与支払い報告書の紙類はまだ多い
捺印が不要となり紙類も減ってはきましたが、それでもまだ多いと感じます。
今年も色もサイズも自治体によってさまざまな返信用封筒が同封されてきました。1名しか提出しないのに定形外の封筒に120円切手を貼って出すわけないじゃないですか。宛名シールだけで十分です。
総括表だって何かしらの給与ソフトを使っていれば印刷出来ると思うので必要ないと思うんです。
もしそういう紙類が必要な場合は役所に取りに行くか郵送してもらうとかそれで良いんじゃないでしょうか?原則はダウンロードってことで。
一番イラっとしたのはこれを見た時です。
他の総括表を使う場合もこの自治体の総括表を同封せよ、提出人数が0でに提出せよ、もしくは「電話して下さい・・」って、これ法律ですか?
ここは定期的に提出する自治体ではなく、提出してる人の分も日当の人で金額も多くはありません。
お役所は自分たちがやりやすいように変形していろんな紙類を送ってきたりしますが、こんなことはしなくても提出するかしないかには関係しないと思います。
河野太郎さんががんばって判子レスにしても、結局こうやって自治体ごとに変形してなし崩しになっていくんじゃないでしょうか?
末調整のやり方は日本全国共通ですよね?なのにどうしてこういう紙類や提出方法が自治体によって違うんでしょう?
共通のひな形の総括表と宛名シールがダウンロードできるようにしておけば充分なんじゃないでしょうか?
レジ袋が有料となった時、店舗の種類、規模の大小を問わず全てそうなりましたよね。私は直後にデパートでちょっと高い洋服を買った時むき出しのまま渡されて(今は薄いビニールに入れてくれますが)あ然としたものです。
民間がそこまでやっているのに、どうしてお役所はいまだ送料をかけてあれこれと紙類を送ってくるんでしょう?
以前よりは確かに少なくなりました、でも受け取ったその半分以上は捨てています。もしそれが自分のお金でやることだとなっても続けますか?
電子化の前にまずは「書式、対応の統一」じゃないでしょうか?
感想と言いながら文句になってしまいましたが、こういう業務に携わらないと見えないことなので書きました。
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遅くなってしまいましたが、本年もどうぞよろしくお願い致します。