【ひとり言】一国の代表選挙に投票できる怖さ

2017/02/13

ひとり言 社会保険

t f B! P L

親戚の人が心臓にペースメーカーを入れることになりました。

ペースメーカーを入れてる人はそんなに珍しくもないですし、手術も部分麻酔で難しくはないそうです。


手術には300万円ほどかかるらしいのですが、

ペースメーカーを入れることで身体障害者となり、役所に申請して認められれば、かかった費用のほとんどが戻り、

自己負担がかなり軽くなる、というものでした。

実際、高齢で年金収入しかなかったのでほとんどかからなかったらしいです。

もし、健康保険制度がなくてこの手術費用が全額自己負担だとしたらどうします?

病気によっては300万円どころか、500万円とか1,000万円とか

普通の人には払えそうにもない費用だったら、お金の無い人はあきらめるしかないですよね、

お金持ちだけしか治療や手術を受けられなくなってしまいますよね。

でも健康保険制度があるおかげで、命にかかわる病気になれば費用の大半は保険でカバーされ

自己負担は少なくなる、、、ありがたいことです。

日頃、国や役所への不満を口にしてる私ですが、こうこうことを知ると日本はいい国だ、と思ったりするわけです(笑)

だからこそ、ムダをなくして必要とされているところへ少しでも多く税金を回して欲しいんですよね。


これまで私は東京都民なら都知事選に一票を投じる権利があるように、

国の代表である総理大臣を選ぶ時も、国民ひとりひとりに選挙権があればいいのになあ、と思っていました。

短期間に何人もの総理大臣が代わったり、なんでこの人なのかなぁ、と思う時は特に。


でも、今回のアメリカ大統領選で、なるであろうと予想されたヒラリーさんではなくトランプ氏がなったことで、

国民が一国の代表を選ぶときに投票できるということは、恐ろしいことでもあるとしみじみ感じました。

何をどう言ったところで、アメリカ国民のひとりひとりの投票の結果がトランプ氏ですよね、これぞ民主主義です。

大統領がトランプ氏に代わることで、

前大統領のオバマ氏の公約のひとつであった「オバマケア」(医療保険制度の改革)が廃止になるかもしれないと言われていますよね。

オバマケアとはどんなものなのか詳細は知りませんし、

実際アメリカの人たちにとってその保険制度はどう評価されているのかもわかりません。

でも、日本の健康保険制度のように誰もが適切に医療を受けられことを目指して何年もかけ作り上げようとしていた矢先に、

全部無しになる、一国の代表者が代わることでちゃぶ台をひっくり返すように無かったことになる、

すごく恐ろしいことだと思いました。

日本ではここまで極端なことは起こらないかもしれませんが、何年か前の民主党が政権を握った時の八ツ場ダムのことが思い出されます。

勢いにのって工事を中断させたものの今はどうなってるんでしょうか?

若い時は病気にはならないし、病院にかかることもほとんどなく、毎月保険料を払うばかりでしたが、

自分もだんだん歳をとるにつれやはりあちこちガタがきて、今日は耳鼻科、明日は皮膚科みたいにかかっています。

特に高齢の両親には持病があり、通院は欠かせません。

最初に書いたペースメーカのこともそうですが、こういうことを経験すると、健康保険制度は本当にありがたいです。

大きな変化より、なんであの人がなぁ、と思うくらいが無難なのかもとふと思いました。

author

author
pataです。小さな職場で経理・給与等が主な仕事です。ひとり業務なのでいつも調べつつ、悩みつつなんとかやっています。書いたことが少しでもお役に立てれば幸いです。
にほんブログ村 その他日記ブログへ
にほんブログ村 その他日記ブログ 日々のできごとへ

ブログ アーカイブ

このブログを検索

QooQ