賞与支給日前に退職、でも源泉徴収票には退職日を入れたい
タイトルの意味が伝わりずらいと思いますが、具体的に説明すると
6/30に退職、7/5に賞与支給、でも源泉徴収票には「退職日6/30」と入れて発行したい、という意味です。
弥生給与のサポートに聞くのも面倒だったので、源泉徴収票は手書きかエクセルで発行してしまえ、と思っていました。
でもどちらにせよ退職処理(退職日を入力する)しなければ、後の年末調整に影響が出ます。
正しい退職日(6/30)ではなく、7/5以降の日付で処理すれば出来なくはありありませんが、事実ではなくなってしまいます。
可能であれば正しく処理したい!
ということでサポートに聞いてみました。
「賞与処理設定」で支給日前の日付を設定
予想よりずっと簡単でした、それでは行きます!
まず上に表示されているメニューバーの「賞与(B)」から「処理設定(S)」を選択、
(クイックナビゲーターなら「賞与支払」の「賞与の作成」をクリック)
開いたら、右上にある「設定(E)」をクリック↓
・「支給日より前に退職した従業員にも賞与を支給(X)」にチェックを入れます。
・次に、その下にある日付の範囲に「R3/06/29」~「R3/07/04」と入れてOKで閉じます。
この後は、通常の「本年度に退職した従業員の源泉徴収票を作成する方法」の手順通りにやれば、退職日(6/30)の入った源泉徴収票の発行が出来ます。
注意点は
①日付の範囲は最初に設定(E)を開いた時は、「R3/01/04」~「R3/07/04」となっていました。
それで始まりだけ「R/06/29」と訂正したわけですが、
これは6/30に退職した従業員をよりピンポイントで抽出するためにそうしただけで、
訂正せずとも、そのまま、もしくは「R3/06/01」としても構わないとのことでした。
②私はこの処理を7/30で行ったのですが、
その事業所の給与処理月度、締切日、支給日の設定によってタイミングが異なると思うの
で、弥生給与のサポートに聞いて操作した方が確実です。
(サポートの人は最初従業員データでいきなり退職日を6/30と入れて、賞与のデータからその従業員が消えたのをチェックしてから「賞与処理設定」の操作に入りました。たぶん処理月度や締切日等データに影響が出るのか確認したかったのではないかと思います)
処理前に予め準備しておいたこと
サポートの指示通りに操作すれば間違いはないとは思いつつも、データがおかしくなるのが一番怖かったので
・「給与所得源泉徴収合計資料(S)」を印刷しておいて、処理前後の数字が動いていないことを確認
過去記事【弥生給与】過去データーが変動してないか、サクっと確認する方法
・処理前の該当の従業員の賃金台帳で、源泉徴収票に記載される数字を予測
ということをやっていました。
退職後に給与支給というのも初めてで、今後も起こり得るかどうかわかりませんが、ひとつ新しい操作を覚えられて良かったです。